ドキュメンタリー 廃材を資源に 竹チップ・パウダー

オピニオン

放置竹林の整備をする上で大きな課題となるのが、廃材の処分方法である。以下ではその廃材を資源として活用している事例を紹介する。今回は全国に広まる粉砕機、チッパーを取り上げ、リサイクルにどのような貢献をもたらしているのかを知っておきたい。

粉砕機から生まれる資源 竹チップ・パウダー

竹を粉々にする粉砕機チッパー

竹の粉砕機は現在、移動式のものが主流。これは現地で伐採した竹の廃材を、そのまま現地で即チップ・パウダー化できるというメリットがある。条件によっては、伐採場所にそのまま散布することも可能だ。

最近ではこのメリットが見直され、全国に粉砕機が普及している。地域によっては粉砕機のレンタルもみられるようになり、各地でニーズが高まっていることが裏付けられる。

使い方は至ってシンプル。粉砕機のエンジンを作動させてから、竹の廃材を投入するだけ。チップとパウダーには、それぞれの大きさとなるカッターの刃を変えて粉砕する。現在はガソリンや混合油、軽油などの燃料によるものがほとんどで、粉砕の際に生じる騒音がやや大きいというデメリットがある。

チップやパウダーを袋詰めして保存も

こうして生まれた竹パウダー・チップは、抜根後の地表面や間伐した竹林の合間の地表面に散布することで、新しい竹の生育や雑木、雑草を抑制する効果がある。そして、これ以外にもたくさんの効果があるは、まだ社会的な認識が低い。

さて、このチップとパウダー、そもそもどんな活用法があるのだろうか。たくさんある活用法、少し詳しくみてみよう。

驚異の多機能性

活躍の時を待つ竹チップ・パウダー

手間隙をかけてチップやパウダーに変える。そこには竹の廃材の処理というメリット以外に何かがある。このため人々が労力をかける。

竹チップ、パウダーは最近多方面からその効能に関する研究がなされている。

竹チップ

その主なものは、農業用の土壌改良剤、家畜用の飼料、そして防草を目的としたマルチング(表面被覆)、そして最近では燃料としての側面に対し、分析と研究がなされている。

つまり、農林業や酪農や養豚などの家畜業、一般家庭から事業所も活用できる敷地整備、そして人々の暮らしに直結するエネルギーともなり得るのが竹チップとパウダーと言っても過言ではない。

竹パウダー

これまで、せいぜいタケノコのシーズンに注目されてきた竹林が、最近の研究成果に基づけば私たちの暮らしに多機能な資源となって恩恵を与えるものとなってくる。いわば、生活の万能薬的な位置付けができるようになる。

次回以降は、その万能ぶりをそれぞれの活用法に基づいて紹介したい。

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