九州自然歩道 筑豊ルート

九州自然歩道(赤村にて)

人々のライフスタイルが多様化する今、自然派志向の人もじわりじわりと多くなってきている。それは山登りやキャンプ、釣りなどのアウトドアを楽しむ人々の投稿や動画などにも裏付けられる。

そこでここでは自然歩道というあまり聞きなれないものを紹介したい。

自然歩道といっても日本全国各地にそのように呼ばれるものがあるが、筑豊地方を周遊するように走る九州自然歩道の沿線のうち、みどころや楽しみ方を提案したい。

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九州自然歩道とは?

環境省の前身である環境庁が提唱した自然歩道の構想のもと、1980年に九州自然歩道は整備された。福岡県から鹿児島県までの約3,000㎞に及ぶ長大な歩道は、途中阿蘇、霧島連峰などの国定公園の中を沿線としている。

福岡県では北九州市の皿倉山を起点として、約200㎞を超える歩道となり、その沿線には平尾台や耶馬日田英彦山などの国定公園の中を縦貫する。

ウォーキングに最適な傾斜の緩やかな道もあれば、本格的なトレッキングも楽しめる場所、登山道のようなやや険しい道もあり、自然美を余すと来なく楽しめる。

整備以来40年が経過しているが、その認知度は決して高いとは言えず、最近では県境を中心に歩道そのものの損壊(豪雨等の災害による)なども指摘されている。

そのような課題にはここではふれず、安全に歩行や往来ができて、要所要所に見どころスポットや旅の疲れを癒せる場所などを、筑豊地方のなかから紹介したい。

引用元:九州自然歩道フォーラムより

九州自然歩道筑豊ルートの概要

地図でもみてもおわかりのとおり、福岡県内の九州自然歩道は、そのほとんどが筑豊地方に関係している。その沿線は英彦山や嘉穂アルプスをはじめとする筑豊県立自然公園と重複している。

先ほど述べたように北九州市の皿倉山から始まる歩道は、南へと向かい直方市との境にあたる尺岳(標高600m)から筑豊地方へと入る。

この尺岳からさらに南へ行くと福智山(標高900m)に至り、ここから東へと転じて平尾台へと向かう。いったん筑豊地方を出ることになり、平尾台からみやこ町の勝山地区を経てふたたび筑豊地方へと入る。

仲哀峠を越えれば田川郡香春町へと至り、目の前に香春岳の雄姿が姿を現す。香春町の真ん中あたりに位置する呉地区からまた南へと進路を変え、大坂山方面を目指す。

大坂山の頂上には田川地域へTV放送を提供している電波塔がいくつかあり、そこからは眼下に田川地域の街の様子がうかがえる。

大坂山を後にし南下すればすぐに、筑豊唯一の村、赤村へと至る。一変してのどかな農村景観が広がるなかを闊歩する。さらに南下すれば添田町の津野地区にある油木ダム、だんだん傾斜が急になり始める道を行くと、かつて修験の聖地と呼ばれあまたの信仰を集めた英彦山へと続く。

英彦山からやや西へと方角を変え、東峰村を経由し再び筑豊地方へと入る。そこで目にするのは、日本山岳遺産の一つ、嘉穂アルプスを縦走するルートへとつながる。

ちょっと長くなってしまいましたが、これらを結ぶと30~40㎞となり踏破するには1週間程度の短期滞在が必要となります。そこで、以下では沿線のみどころを中心にオススメコース筑豊百景版を提案したいと思います。

引用元:九州自然歩道 福岡県エリア総括(往路)
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ウォーキングコース(初心者向け)

気軽にウォーキングコースを楽しみたい、初心者なのでアップダウンの少ない平坦な自然の沿線を楽しみたいという方は以下の二つのコースをオススメします。沿線のみどころとともにお楽しみください。

源じいの森~大音の滝周遊コース(赤村)

引用元:福岡県HPより

赤村にある温泉保養施設、そしてキャンプ場として行楽客の多い源じいの森温泉を起点として、琴弾の滝、大音の滝を目指す片道約7.1km(往復約14.2km)のコース。(上図の赤線が九州自然歩道)

源じいの森から村道を後山地区へと登って行くと、集落の南側から踏み慣らされた山道へと変わる。道中は美しい竹林に囲まれた場所が多く、これだけでも癒される。

所々傾斜が急な箇所もあるが、基本的に歩きやすい道で、鳥の囀りを耳にしながら快適なウォーキングが楽しめる。

九州自然歩道(赤村にて)

山道を抜けると再び村道へ。アスファルトの道をさらに南へ。ここまでは出発地点より約3.7km。途中、大伊良地区の棚田の景観を眺めながら、目的地の琴弾きの滝へ。

後山地区の棚田

隠れたみどころとして、貴船神社の大クスノキと正福寺の大銀杏がある。自然歩道から少し離れたところにはあるが、歩いて寄り道できる距離にある。ともに樹高30m前後を測る大木で、樹齢は数百年とも聞く。このうち貴船神社は現在境内はなく、小さな祠が祀られており、地元の人たちが年中行事のなかで管理しているという。

これらを後にし一路目標の二つの滝を目指すと、道中は山中へと入り傾斜も少しづつ険しくなる。それでも林道をゆっくり歩いていくため、迷うこともなく20~30分ほどで目的地まで着く。ウォーキングの絞めはやはり源じいの森での温泉堪能か、キャンプ場を活用したお泊りも快適でオススメ。

英彦山修験の里周遊コース(添田町)

引用元:福岡県HPより (一部改変)

国定公園の一部としても知られる英彦山は、古くは修験の聖地、日本三大霊場の一つに数えられ、筑豊一のパワースポットといっても過言ではありません。これらを囲むように九州自然歩道は指定され、英彦山周辺を周遊することも可能です。(上図の赤線が九州自然歩道)

筑豊一のパワースポットというネームバリューは、人々の信仰とともに客足を集め、自然歩道も人々の往来が絶えず管理も行き届いています。

ここでは登山としての英彦山とはちょっと違った趣向で、修験の里を周遊、散策するアプローチを紹介したいと思います。初心者向けのルートとして提案したいのは、奉幣殿からスタートする周遊コースです。

引用元:英彦山観光ガイドの会HPより

マイカーで英彦山へお越しの方は、別所駐車場を目指しここに車を停めておくのが便利です。公共の交通機関をご利用の方は、銅の鳥居近くにある英彦山スロープカーの幸駅を目指しましょう。

スロープカーを利用すれば、古くからの街並み跡とともに季節の花々をたのしむことができます。またこれを利用しない場合でも、石段をかみしめるように登りながら周辺散策もたのしいと思います。

引用元:福岡TOUCH

さて、奉幣殿からは少し山道へと入ります。山伏たちも歩んだ道を自身でも感じる散策、その道は坂道の続く部分もありますが、山頂へと向かう道よりは行き交いやすいのが特徴です。ここから目指すのは玉屋神社と大南神社、奉幣殿からの往復や約4~6㎞が目安。

 マイカーの方は、英彦山の中腹あたりにある別所駐車場を目指して、車を走らせましょう。公共の交通機関をご利用の方は、英彦山スロープカーの幸駅を目指すと便利です。駐車場からは歩いて、スロープカーでは終点の神駅に向かえば、英彦山奉幣殿へはそれほどの時間を要せずに参拝することができます。

 奉幣殿から先の石段には行かずに、大南神社や玉屋神社方面への登山道に入ります。登山道とはいってもそれほど急峻な傾斜やアップダウンは少なく、山肌の等高線に沿うように道がしばらく進みます。

 途中杉林や英彦山特有の草花を愛でることができます。このため、季節ごとに違った景観を楽しむことも可能です。沢渡の場所もけっこう多く、足元には注意したいとこですね。

梵字岩

 登山道に入り、梵字岩、大南神社へと向かうルートを取ります。梵字岩までは分岐点などなく、踏み慣らされた道をしっかりと追っていけば迷うことは少ないと思います。奉幣殿から梵字岩までは40分程度、山伏たちの息吹がきこえてくるかもしれません。ここから先には分岐があり大南神社方面へと進みます。

 分岐から大南神社までは50分までかからないくらいの距離。この間は湧水や大小の沢を渡ることが多き、足元に注意したいところです。夏の時期でも周辺はひんやりとして、日陰も多く快適なトレッキングを楽しめます。

 大南神社は、険しく切り立った断崖の一部に小さな社を設けたもの。玉屋神社とともに山伏たちが修行を重ねた場所でもあり、かつ神々の霊力も宿るパワースポット。1000年以上前から人々が足を運び、標高600~800mに同じような岩窟が点在しています。その正確な数は今も調査されていると聞きますが、200~300の岩窟があるとも言われます。それだけ古くから人々の信仰が集まったパワースポットの証と言えます。

材木岩

 この一方で囲まれている大自然に目を向ければ、鬼スギという樹齢1000年を超えると言われる国の天然記念物をはじめ、材木石といった岩が材木のようにそそり立つ景観を目にすることができます。まさに自然の神秘、こうしたところが人々を畏怖させ、信仰の対象となった由縁かもしれません。

 鬼スギから材木石まではやや急な登山道が続きます。あまり山道に自信のない方にはおススメできません。鬼スギからは玉屋神社を経由するルートへ。約40分くらい登り下りを注意しながら行く。玉屋神社からはさらに1時間程度で奉幣殿へと戻ってくることになります。

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トレッキングコース(中上級者向け)

大坂山登山

大坂山(赤村側より)

スタート地点としてオススメは、香春町の呉川ダムの近くに整備された清流公園がいいと思います。6月上旬ごろにみごろとなるあじさいで知られる親水公園で、知る人ぞ知るスポットです。

ここに車を停めて、付近を見上げれば大坂山の雄姿がとまります。その方面に林道を少し歩けば九州自然歩道の案内板と、登山道の入口が見えてきます。

呉川ダム清流公園

この登山道がそのまま九州自然歩道の一部となっていて、途中何度か林道を横断するように交差しながら登っていきます。道中も比較的踏みならされた歩きやすい道で、傾斜がきついと感じるところもありますが、安全に登山が楽しめます。

登山道の途中にはみどころが一つ、それは呉雪穴と言われる巨大な大穴。直径はもっとも長いところで約9.5m、深さは5.5m程を計ります。野面積みによって大小さまざまな石が、平坦面を上にして均整な平面を描き、穴の内側を面取っているのがわかります。

江戸期の産物ではとの声もありますが、推定で明治20年代に造られたと言われています。冬に雪を穴の中に蓄えて、春先から夏にかけて売掛けるためのものだそうです。

山頂部付近にはテレビ放送の中継局電波塔があるため、基本的には眺望が開けます。このため山頂からの眺望も広く見渡せます。

香春町登山マップより

尺岳~福智山縦走コース

(準備中)

尺岳山頂より

油木ダム~英彦山奉幣殿往復コース

(準備中)

奉幣殿~英彦山上宮往復コース

(準備中)

嘉穂アルプス横断コース

(準備中)

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