ドキュメンタリー竹林は宝 〜竹チップ・パウダーの防草効果、雑草対策〜

Blog 筑豊見聞録

シリーズでお伝えしている竹の廃材利活用、今回は竹チップ・パウダーを利用した防草処理、マルチングについてお話しましょう。

リーズナブルな防草処理

 庭や敷地内の空き地の雑草は毎年悩ましいもので、人々の苦労も絶えない。シーズンに先駆けてホームセンターなどには各メーカーの除草剤が並ぶ。最近は環境に配慮した商品もあるほど、ニーズが高いのが除草剤。

 そんな悩みに竹チップやパウダーが大いに役立つ。

使い方は簡単で、雑草が生えてほしくない場所に粉末化した竹を散布する。そして、できれば10㎝以上の厚みで地表面を覆い隠す。こうすることで日光を遮り、雑草の繁茂を抑制する働きをしてくれる。

あくまで平らな場所に限られるが、斜面に施工したい場合は凝固剤などを塗布する必要がある。

最近では土系舗装なども商品化され、庭や敷地の景観を損なうことがない雑草対策もあるが、まだまだコストが高い(アスファルトより1.5〜2倍以上になることも…)同じように雑草対策、防草処理ができる竹チップ・パウダーは、完全に雑草をシャットアウトできるわけではないが、これらよりコストが安い上に環境にもやさしい。

(株)ちくほう竹活で実験した事例をみてもらいたい。

画像のように一部地下茎雑草の生育は確認されるが、それでも全く処理をしなかったところと比べればその差は一目瞭然。庭や敷地の手入れにかかる手間暇を大きく軽減させてくれる。

廃材の活用で人々の悩み、苦労が解決するというのは、素直にうれしい話ではないか。竹を切って粉砕するというひと手間はあるが、放置されてきた竹林が人々の暮らしに役立つというのは、大きな活路と言える。次に全国に広がる竹チップ・パウダーの商品化について例をあげてみよう

防草のために商品化がすすむ

引用元:株式会社吉田屋

こうした活用事例は全国各地に広がっている。環境保全やリサイクルへの関心が高まっていることにつれて、今後は更なる進展が期待できるところがある。

以下では先進的な事例を紹介したい。

静岡県浜松市にある株式会社吉田屋では、登録商標化した防草処理の商品を販売している。

https://yoshidaya-yuto.com/erubugard/(以下、吉田屋HPより引用)

エルブガード® (竹チップ)は自然に優しいとってもエコで環境に優しく雑草対策ができる商品です。

竹チップを敷くと、飛来種の着床を抑えて90%近くの雑草が生えなくなります。 竹チップの層が空気層を作り飛来種をシャットアウトします。 (地下茎雑草[スギナ/チガヤ/ヨモギ等]には効果がありません) 生えたとしても根までスルッと抜けて見た目も自然にマッチします。

エルブガードは放置竹林として厄介者あつかいされてきた竹をチップ状に加工した商品です。

アスファルトやコンクリートと違い竹チップの熱を溜めにくいという特性は最近問題になっているヒートアイランド現象対策にも有効です。

今の時代、SDGsにも配慮しなければなりません。
放置竹林を再利用した、いずれは“土に還る”自然に優しい環境商品です。
除草剤はペットにも小さなお子様にも、もちろん環境にもよくありません。

リーズナブルな価格で施工ができ、効果の継続性があるので、毎年掛かっていた費用の削減も可能です。

株式会社 吉田屋 より

(株)ちくほう竹活での取り組み

こちらの映像は、敷地の一部で試験的に竹パウダーを敷き詰め、防草処理をするためのノウハウをまとめたもの。

1坪の敷地に対し、竹パウダー20kg入りの袋を2つ散布し、均等にならすことで雑草を90%程度防ぐことができる。

残念なことは、竹と同じ地下茎植物(例えばスギナ・チガヤ・ヨモギ等)を防ぐことができず、種子が飛散してきた場合には防げません。(冒頭の画像参照)

ただ、圧倒的に雑草の繁茂を抑制することになるので、手入れが大幅に軽減できる。

地下茎植物が生えてきた際には、少し掘り起こして攪拌させたり、間引くようにむしり取ることで元に戻せます。

そして何より、手軽な防草処理であるということはご理解できる。

参考までに、雑草対策としての舗装方法のメリット、デメリットを以下にまとめた。

項目1㎡あたりの単価メリットデメリット
竹パウダー2,000円〜・環境に優しい
・お庭にも馴染める
・全ての雑草の生育を防ぐことはできない
・若干の手入れ、メンテナンスが必要
アスファルト5,000円〜・雑草が生えることがほぼ稀
・車両通行可能
・色調が黒のため、日光を集めやすい
・夏場に熱が溜まりやすい
土系舗装7,000円〜・雑草が生えることがほぼ稀
・お庭にも馴染める
・凝固剤を入れるためペットへの配慮が必要
・新技術のため平米単価が割高
人工芝10,000円〜・見た目が美しい
・耐用年数は10年以上
・若干の手入れ、メンテナンスが必要
・平米単価が割高
コンクリート15,000円〜・雑草をほぼシャットアウト
・半永久的
・日光の照り返しにより、周囲の温度が上がる
・庭づくりには不向き

自然派志向の方、あるいはお庭の手入れを楽しみとする人にとってはピッタリと言えるのが竹パウダーによる防草処理。リーズナブルな価格も大きなメリットとなる。

興味を覚える方は一度相談してみてはいかが?

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