高い山ではないものの、地元の人たちに親しまれ、付近の小学生の遠足先にもなると聞きます。
物々しさですら感じるその名には、五つの谷にその爪跡を残したという荒々しい龍伝説をもつとか…ここでは筑豊でも名のある低山の一つ、龍王山を紹介しましょう。
登山口と山道案内
福岡から国道201号を東へ、八木山峠を越えて下りにさしかかると、右手の山裾にゴルフ場のグリーンをもった龍王山を望むことができる。
地蔵豆腐という看板を目印に、福岡の方に少し戻り、八木山花公園を目指すと登山口がわかりやすいです。
この付近からの登山道は、右はユースホステル・コース、左は青年の家コースの二つがあります。どちらをとっても正面に見える山頂へ行くことができる。今回は左のコースを登ってみました。
龍王林道を10分も歩くと青年の家からの道と合流、ここが登山口で、新しい案内板も立っている。
左に沢の音を聞きながら杉木立の中を登る。岩についた赤いペンキを目印に急な登りを越えると、林道が横切っている。陽が差さないため苔むした岩は滑りやすく、開けている登山道ではあるものの足元に注意して登ることをオススメします。
登山道の周囲に目をやると、秋は黄色のキバナアキギリや、ルビーのようなガマズミの実が展望のない山道を楽しませてくれる。檜の植林の中、水場を過ぎると空が間近に迫り、稜線にとびだす。
山頂と龍王神社
少しずつ開けてくる山の稜線は、しばらくすると右へ行けば山頂、左の龍王神社まで行く道へと分岐する。
山頂は、雑木に邪魔されることなく、平野部の様子が見下ろす事ができます。遠くを眺めると英彦山や嘉穂アルプスの勇姿ものぞめます。草丈の短い草場が広がるため、お弁当を広げてみたり、バドミントンやキャッチボールなど軽いエクササイズも楽しめるでしょう。
一方、ドングリ、アオキの照葉樹林の尾根を10分程で、石の祠と案内板のある広場に着く。龍王神社は別名水祖神社ともいわれ、雨乞いの神社として地元の信仰を集めてきた所だ。
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