コロナ禍のパンデミックに規制から解放された今年の夏、筑豊にも各地で活気が戻りました。それは各地で大いに盛り上がっていました。久々の活気に、人々も喜びに溢れ、どの会場も喜びに溢れ返っていました。
ここではその熱い夏の思い出をメモリアルとしてまとめました。今年目にすることができなかったという貴方、来年こそは筑豊にお越しいただき、その目で肌で感じ取って見てみませんか?
飯塚の夏
飯塚山笠(飯塚市)
飯塚山笠は4年ぶりの開催となりました。長い間地区内を練り歩く姿を見れなかった分、沿道には普段よりも多くの人だかりとなったように感じられました。
やはり注目は追い山で、山車を指導役がかき手に掛け声をかけ、山車を引っ張るかき手たちは、駆け足で一心にゴールを目指します。迫力あるパフォーマンス、スピード感に溢れた山笠の勇姿は、沿道からの水かけにも関わらず熱気に満ちたイベントとなっていました。
飯塚山笠の追い山は、博多祇園山笠と同じようにタイムトライアルで順位を競うものです。今年は菰田流れの優勝でフィナーレ。来年はどうなるのか追い山、気になるところですね。
飯塚納涼花火大会(飯塚市)
飯塚市の飯塚花火大会は、福岡県内でも有数の花火大会です。こちらも4年ぶりの開催に、地元でも少なからず話題となっていました。
今年は8月1日に開催されました。飯塚市中心部を流れる遠賀川の中之島付近の花火観覧席や周辺の公園などにもギャラリーが詰めかけていました。会場はJR飯塚駅から徒歩でアクセス可能ともあって、市内外から多くの人々が訪れていたようです。
4年ぶりとなる今回は、約1万発以上の花火が打ち上げられ、美しい花火の鑑賞ができます。大小さまざまな花火が繰り広げられ、特に大きな音と迫力のある花火は見応えがあります。
何といっても今年は99回目だったそうで、来年は記念すべき100回目!どんな花火が上がるのか期待されますね。
直方・宮若の夏
直方祇園山笠(直方市)
今年の直方祇園山笠は、通常通りの7月30日に追い山が行われました。直方市の地元民を中心に市民全体で行われ、山笠4基が元気に揃い踏みしました。
特に有名なのは、夜間に行われる「御山開き」と呼ばれる行事で、山笠組織のメンバーが力強い掛け声と共に山笠を持ち上げ、獅子舞や管弦楽に合わせて踊ります。
通常通り行えるとあってか、その迫力ある山笠の動きや躍動感は、華やかな人形山笠も動き出すかのようでした。
直方花火大会(直方市)
直方花火大会は、山笠の追い山の後に約6,000発の花火が打ち上げられました。
例年通りさまざまな種類や大きさの花火が連続して打ち上げられ、昨年10月に行われた大会は残念ながら雨模様となった分、今回は美しい花火の光と音が楽しめました。
総延長1km近くにも及ぶと言われる「ナイアガラの滝」は流石に圧巻の一言に尽きます。遠賀川の水面を綺麗に彩ったところが印象的でした。
宮若納涼花火大会(宮若市)
宮若市花火大会では、約3000発の花火が犬鳴川を彩るご当地イベントです。
会場周辺には、露店や屋台も出店し、地元のグルメやお祭りの定番屋台食も楽しむことができたようです。
花火の大輪の輪を愛でながら、人々のコミュニケーションが深められ、あちこちで談笑や喝采の声などを耳にすることができ、これまで通りのコミュニティが戻ったかのようでした。
田川の夏
糸田祇園山笠(糸田町)
糸田祇園山笠、こちらも4年ぶりの開催になりました。例年5月の第2土日に糸田町で開催される夏祭りです。
電線を引っ掛けてしまいそうな山笠の形状は、他の山笠祭りとは異なる趣向です。担ぎ山と曳山の二つが存在し、それぞれの地区で趣向を凝らした山笠が町内を練り歩きます。
絢爛豪華な装飾の山笠を担ぐ姿は、やはり圧倒的でした。また、夜の電飾も煌びやかで、活気が元通りになったのを感じました。
風治八幡川渡り神幸祭(田川市)
田川市の風治八幡川渡り神幸祭でも、田川地域を縦貫する彦山川に4年ぶりの勇姿を見ることができました。例年通り5月の第3土日、今回は20・21日に開催されました。
祭りのメインの「川渡り」は神輿、山笠が待ちに待ったかのように水しぶきをあげていました。
祭り参加者や地元の若者たちが川に架かる橋を渡り、激しい中で担ぎ手が水中まで神輿を浸けます。これによって神々のご利益を頂戴し、町全体の豊作や無病息災を祈願するとされています。 また、地元の子供たちによる獅子舞や民謡の演奏も行われ、活気にあふれた雰囲気が印象的でした。
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