筑豊の老舗旅館常盤館 100年の時を超え、おもてなし

Blog 筑豊見聞録
旅館常盤館(公式HPより)

明治生まれの老舗旅館常盤館は、近代建築の様式美を今に伝えつつ、人々をもてなし続けて100年あまりとなっています。創業からの物語にふれながら、その粋な魅力を感じてみましょう。

100年の時を超え筑豊の歴史を今に

常盤館正面

旅館常盤館は明治36(1903)年に創業した老舗。はじめは小間物屋として三菱上山田炭礦の地元に店を構えたといいます。

大正初期に大規模な改築を行い、旅館業を本格的に営むようになりました。

三菱上山田炭礦は筑豊炭田でも屈指の産炭量を記録する程の大きなヤマでした。その発展は、人、物をたくさん集め、次第に大きな街を形成した。これにともない、大正11(1922)年には芝居小屋「常盤座」の運営も行うようになったそうです。

粋な空間の演出で、優雅な時を

建物の柱、 床材には標、松材を賛沢に利用し、大正~昭和初期の意匠を凝らした内装や建具類などが宿泊客の目を楽しませてくれます。

春には300坪の庭に咲き誇るツツジを愛で、冬には丹精込めたふぐ料理で食を楽しむ。

春の庭(常盤館にて)

炭坑華やいだ頃のにぎやかさはありませんが、閑静な住宅街のなかで憩いのひと時を満喫できる。

100年の時を超え、贅沢な空間と時を提供し続けている常盤館、他では味わえないムードを演出しながら、人々をもてなし続けています。

客室内(常盤館公式HPより)
名物のふぐ料理(常盤館公式HPより)
庭の雪景色(常盤館公式HPより)
骨董の数々(常盤館公式HPより)

旅館常盤館HP→http://tokiwakan-kama.com

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