ローカル線鉄道の旅筑豊版5選 No.5 福北ゆたか線~飯塚・桂川編~

Blog 筑豊見聞録

以前の投稿で紹介福北ゆたか線、直方地域周辺をご案内しました。(ローカル線鉄道の旅筑豊版5選 No.5 福北ゆたか線~直方編~)筑豊の大動脈ともいうべきこの路線、ローカル線というよりは通勤・通学のために活用されることが多い。

そこでこの稿では、飯塚、桂川地域を中心に、普段は見過ごしかねない沿線のみどころ、隠れた名所があるのかを再発見してみましょう。

飯塚市歴史資料館、麻生大浦荘(新飯塚駅周辺)

新飯塚駅から徒歩数分の距離にあるのが、飯塚市歴史資料館と麻生大浦荘。

飯塚市歴史資料館

展示の様子

飯塚市歴史資料館は、1981年のオープン以来、筑豊地方最大の人口規模をもつ飯塚市を中心として、この地方の歴史と文化を語りかけている施設。

この地方のあらすじを知るには最適な施設で、縄文時代をはじめ古代、中世、近世、近代とポイントをしぼった展示から、時代ごとの特徴がわかりやすい。

注目したいのが立岩遺跡からの出土品。邪馬台国や卑弥呼の時代、朝鮮半島、中国との関りのなかで、この地域の動向は興味を惹きます。

麻生大浦荘

おもてなしの庭園

麻生大浦荘は、柏の森にある麻生邸の一角にあります。

麻生家の迎賓館的な役割を担い、竣工したのが大正13(1924)年と聞きます。その名にふさわしく、もてなす庭園と当時の贅を尽くした内装は、威風堂々とした中にくつろぎと癒しの時を人々に与えてくれます。

現在は、年二回の特別公開があり、広く一般公開することで都市の中のオアシス的な役割も担うようになりました。

春の公開では「筑前いいづか雛祭り」において、ひな人形の展示イベントが定着しています。

詳しくはコチラ⇒麻生の足跡 地域とともに 麻生大浦荘

忠隈のボタ山(飯塚駅周辺)


都市計画のもとで市中心部の機能が新飯塚駅周辺へと整備する一方で、古くから飯塚駅として親しまれているこの場所からは、忠隈のボタ山を撮影できるスポットとしても知られます。

ボタ山についてはコチラをご参照ください⇒ボタ山 今なお生き続ける筑豊のシンボル

大将陣公園(天道駅周辺)


天道駅からも眺めることができる大将陣山には、古くからの由来がある神社と桜に囲まれた憩いの場所がある。

平安時代に起こった争乱で、反乱(承平天慶の乱)の政府の討伐軍の大将だった源道仲(みなもとのみちなか)が、この地に神様を召喚し、戦勝祈願したことが山名の由来となっている。

山全体を桜の植樹と遊具の整備によって、行楽地として人々から親しまれている。特に夜桜は圧巻で、インスタ映えするスポットとしても知られるようになった。(⇒春先取り 夜桜見物(筑豊版) 飯塚3選

家族連れで楽しめるスポット、昼、夜にそれぞれ思い出づくりができる場所だ。

王塚装飾古墳館(桂川駅周辺)

国の特別史跡として知られる王塚古墳の魅力を伝える、王塚装飾古墳館は桂川駅より徒歩10分程度の場所にある。

史跡の中でも国宝級に相当する特別史跡、それは国が指定する重要文化財の中でも、特別な存在として知られます。先に記した立岩遺跡とともに、この国の歴史、その発展をみていくうえで重要な文化遺産です。

そのポイントはコチラ⇒​筑豊王の誕生

大分八幡宮(筑前大分駅周辺)

筑前大分駅

筑前大分駅は、昭和43年に開設された駅で、駅舎には高度成長期の駅舎のデザインが残っています。現在では無人駅ですが、周辺には閑静な住宅街に囲まれ、遠く田園風景が広がっている。昭和の時代を色濃くテーマとするドラマや映画の撮影には最適かもしれない。

大分八幡宮は、筑前大分駅より徒歩で10分ほどの距離にあります。

もともとは福岡市の筥崎宮の元宮(筥崎宮建立の際に、この大分八幡宮から祭神を分霊し祀った)であり、昔から崇められた神々や伝説があったのがこの場所。

その詳しい内容はコチラ⇒大分八幡宮

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