使う場面で意味が異なるリスティング 2つのアプローチを使いこなす

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元々、リスティングは英語の「list(動詞)」に「ing」をつけたものです。英語表記は、「listing」となり、「一覧表にする」「リストに掲載する」「リストアップする」という意味です。

このため証券関係、特に仮想通貨などでリスティングは「上場」を意味します。この一方、不動産関連では「貸出物件」などを意味した使い方をする場合があります。

リスティングは、さまざまなジャンルで使われている言葉です。Webマーケティングの世界では、一般的に「リスティング広告」のことを指します。

ここではリスティングという言葉から、ウェブ広告としてのリスティングと、顧客リストを集めるノウハウとしてのリスティングという二つの考え方から、ウェブマーケティングに効果的な方法をまとめておきたいと思います。

リスティング広告とは?

リスティング広告とは、検索連動型広告の一種で、検索エンジンの検索結果ページの一部として表示される広告です。Google AdWordsに関連することが多いですが、他の多くの検索エンジンでも提供されています。(左上の画像に「スポンサー」と表記されているのがリスティング広告、右の画像は「スポンサー」のリスティングがありません)

基本的に、広告主は、特定の検索キーワードのリストに広告を表示するためにお金を払う。競合他社よりも検索順位が高いという特権を得るためにお金を払うわけですから、投資に対する有利な見返りが期待できます。

検索ユーザーはキーワードによって情報を求め、ある人は悩みの解決、ある人は欲しいものを安くと考えていたりと、概して購買意欲は高いことが多いです。このため、そのページのヘッダー・フッダーに広告を掲載できるのは、収益化にせよマーケティングにせよ一定の効果が望めるのです。

インターネットから収益を得るためのリスティング広告の重要性

リスティング広告は、インターネットから収益を得るための重要な要素です。ウェブサイトに有料で広告を出す機会を提供するだけでなく、間接的に収益を得る機会も提供します。

2020年には、Googleの広告収入の50%以上がリスティング広告に由来すると推定されています。これは、インターネットから収入を得るためのリスティング広告の重要性を示しています。

リスティング広告では、正しいキーワードを使うことが肝心です。間違った言葉を使うと、貴重なトラフィックを逃してしまう可能性があります。

そのため、広告キャンペーンを行う前に、包括的なキーワード調査を行うことが重要です。キーワードの種類を理解し、どのキーワードをターゲットにすればよいかを知ることが必要となります。具体的には、競争率が高くてもクリック率が高いキーワードもあれば、競争率はそれほど高くないがコンバージョン率がかなり低いキーワードもあります。

個人事業主や中小企業にとっては安い広告費でも無駄にできない予算のひとつです。

ひと昔前まではTVやラジオのCM、新聞広告欄、街中のいたるところに目にする看板などが広告でした。これについては予算が大きな負担となることが多く、その広告から成約までのデータ収集ができませんでした。

しかし、リスティング広告はウェブ上のアクセスから成約率を算出することができます。言い換えれば広告費の費用対効果を検討する資料作りができるのです。しかも、従来の広告費用より割安な場合が多いため、リスティング広告を活用する企業が増えているのが実情です。

このようなメリットから個人事業主や中小企業でも、リスティング広告を活用する事例が増える傾向にあります。しかし、しっかりとした導線設計とプランニングを練り上げる必要があります。

顧客リスト構築のためのテクニック

リスティング広告を成功させるためには、綿密な戦略を立てることが重要です。

リストを作成する際には、まず、ターゲットとなる顧客をウェブサイトに呼び込む可能性が高いキーワードを調査することから始めることです。キャンペーンの目標を設定し、ユーザーの行動を追跡し、予算を管理する方法について計画を立てることも重要です。

リスティング広告キャンペーンを成功させるもう一つの重要な点は、ターゲットとなる顧客のリストを作成することです。

そのためには、ターゲットとする顧客ごとに特化したランディングページを作成することが有効です。ランディングページには、商品説明、価格情報、コールトゥアクションを含める必要があります。

そして、そのリストを宣伝する最も効果的な方法を決定することが重要です。

このように投資、投機としての広告費と捉え、ウェブ広告・リスティング広告を活用していくことは、新規顧客獲得のために重要なツールとなるという認識に立つべきです。

個人事業主や中小企業にとっては、ひと昔前までは高嶺の花のような位置にあった広告が、リーズナブルな費用でできるというメリットが生まれます。

それは同時に、綿密なプランニングによるものでなければ、コスト高になりかねない部分があるため注意が必要です。

見込み客リスト構築の具体的アプローチとその方法とは?

さて、今度は話題を変えてもう一つのリスティング、見込み客獲得のためのアプローチという捉え方でお話しします。

効果的なウェブマーケティングを行うためには見込み客を獲得することが最重要課題となります。それには具体的にどんな方法があるのでしょうか?

見込み客リスト構築の正しいアプローチを知ることで、マーケティング戦略の可能性を最大化し、あなたのビジネスや製品について聞きたがっている適切な顧客に確実にリーチすることができます。この記事では、見込み客リストを構築するための2つの具体的なアプローチ、「無料説明会」と「無料PDF配布」についてご紹介します。

無料説明会

より多くの見込み客を獲得する最良の方法のひとつは、無料説明会を開催することです。

このような説明会は、オンラインでも対面でも実施することができ、顧客が御社の製品やサービスを購入するかどうか、十分な情報を得た上で決定するために必要な情報を提供できます

無料説明会を開催する際には、自社の製品やサービスに関連する重要なトピックをすべて網羅し、参加者が質問できる時間を十分に設けることが重要です。さらに、参加者があなたの製品やサービスを購入することになった場合に利用できる特別オファーについても、必ずお知らせしましょう。

潜在顧客と交流し、製品やサービスの価値をアピールする絶好の機会であるため、見込み客リストを作成する優れた方法です。

無料PDFの配布など

見込み客リストを構築するもう一つの方法は、PDFの無料ダウンロードを提供することです。

PDFは、あなたの製品やサービスに関する重要な情報を顧客に提供する効果的な方法です。また、潜在顧客をセグメント化し、各顧客に最も関連性の高い情報を確実に提供する良い方法でもあります。

PDFは、明確で簡潔な情報を含み、顧客の特定のニーズに合わせて作成する必要があります。さらに、PDFは、潜在顧客が貴社にコンタクトし、製品やサービスについてさらに詳しく知るための手段を提供するものでなければなりません。これは、見込み客の連絡先を把握し、見込み客リストを作成するのに最適な方法です。

まとめ

見込み客リストの構築は、効果的なウェブマーケティング戦略を立てる上で重要なステップです。

そのために効果的な2つのリスティングというアプローチについて先述のとおりですが、適切なアプローチを行うことで、企業は自社の製品やサービスに興味を持っている見込み客に確実にリーチすることができます。

SNSユーザーは、ユーザー同士のコミュニケーションや情報収集、あるいは悪い言い方ですが「時間潰し」「暇つぶし」的な部分があります。

これに対し、検索ユーザーは本当に必要な情報、あるいは自分の持っている悩みや課題、実現したい目標から、自分にぴったりな情報を集めている場合が多い。

単純比較できませんが、SNSユーザーより検索ユーザーの方がニーズが高く、しかも購買意欲も旺盛な傾向にあります。

こうしたユーザーの心理にアプローチしたいと考えるならば、リスティング広告は有効な集客ツールと言えるでしょう。

一方、無料説明会と無料PDF配布は、どちらも見込み客リストを構築するための優れた戦術と言えます。

これらの戦術を活用することで、企業は簡単に潜在顧客を獲得し、その情報を活用してビジネスを成長させることができます。

そして、上記の二つはまだ貴社やその商品・サービスを知らないというユーザーに、信頼関係構築のためのツールともなります。無料での提供とは言え、十分な内容とすることでその後の収益化に大きな弾みとなるため、必須のスキルとしておきたいところです。

二つのリスティングというアプローチ、うまく絡める場合も、使い分けをする場合も、集客、新規顧客獲得という目標に重要な考え方となってくると想像できませんか?

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