近年、本来山で棲息している野生のイノシシ、シカ、サルなどが、人里に下り田畑やそこに暮らす人々に被害を与えているケースが後を断ちません。木の実をはじめ、かつて豊かだった山の幸は枯渇し、このため人里に近づいてくるようになったのです。
山が荒れている…それは、竹の異常繁殖という猛威が一つの原因と言われています。
しかし、山中の竹林を管理していくのは、大きな負担が生じる場合が多く、このため人が入るのを遠ざけてしまい、結果的に山林が荒れてしまったのです。
そこで(株)ちくほう竹活では「環境美化キャンペーン」を実施しています。
竹林管理、整備にお悩みの方、筑豊地方限定ではありますが、ぜひ一度ご相談お寄せください。
以下では、竹林整備を怠るとどのようなリスクが生じるのかを学び、貴方なりの上手な竹林との付き合い方を考えてみる機会を設けました。
放置したままでは後がコワい竹林
放置竹林にはいくつかのリスクが生じる場合があります。以下にいくつかのポイントを挙げてみましょう。
- 竹の増殖と侵略性: 竹は非常に成長が速く、放置された竹林は急速に広がることがあります。竹の根が強力で地下に広がるため、他の植物や生態系に対して競合を引き起こす可能性があります。
- 火災のリスク: 放置された竹林は乾燥しやすく、火災のリスクが高まります。特に竹の葉が乾燥すると燃えやすく、火災が発生すると周辺の環境や住宅に被害をもたらす可能性があります。
- 生態系の変化: 放置竹林は生態系に影響を及ぼすことがあります。竹林が他の植物や生物の生息地を侵食する可能性があり、地域の生態系のバランスが崩れることがあります。
- 防災上の問題: 竹は風や雨の影響を受けやすいため、竹林が強風や豪雨に晒されると倒壊する可能性があります。これにより、周辺の住宅やインフラに被害をもたらすことがあります。
- 害虫や病気の拡散: 放置竹林は害虫や病気の広がりやすい場となることがあります。竹が弱っていると、害虫や病原体が繁殖しやすくなり、周辺の農作物や植物に被害をもたらす可能性があります。
これらのリスクを踏まえて、竹林の管理や適切な手入れが重要です。竹林が地域の自然環境やコミュニティに良い影響を与えるためには、定期的な監視と適切な対策が必要となってきます。
竹林整備のノウハウ
竹林整備の基本は、間伐・皆伐・抜根という大きく3つの作業があります。
間伐は林業においても基本ですが、これ以外に竹林整備には皆伐(かいばつ)、抜根(ばっこん)という作業があります。この二つにはメリットとデメリットがあります。以下にそれらをまとめてみます。
間伐・皆伐・抜根のメリット
- 美観と整然さ:皆伐や抜根により、竹林が整理され、美観が向上します。庭や住環境が整然とし、見栄えが良くなります。
- 火災防止:皆伐により竹の葉や茎が撤去され、火災の危険性が低減します。火災防止対策として有効です。
- 土地の再利用:皆伐や抜根により、土地が再利用可能になります。住宅建設や他の用途に土地を有効活用できます。
- 生態系への配慮:適切な整備により、竹の生態系への影響が管理され、周辺の植生や野生動物への配慮が可能です。
- 防犯と安全:皆伐により視界が広がり、住宅周辺の防犯と安全性が向上します。不審者が隠れる場所が減少します。
- 再生と持続可能性:適切な再生プロジェクトを通じて、竹の持続可能な利用が促進されます。竹の再生は環境にやさしく、地域経済にも寄与します。
間伐・皆伐・抜根のデメリット
- 景観の喪失:皆伐や抜根により、竹がなくなることで独特の景観や竹の自然な美しさが失われる可能性があります。
- 生態系への影響:適切な管理が行われない場合、生態系に悪影響を与える可能性があります。生態系の保護が求められます。
- 再生困難性:皆伐や抜根により、竹が完全になくなる場合、再生が難しいことがあります。竹の再生が望ましい場合、植樹や育成計画が必要です。
- 土壌劣化:連続的な皆伐や抜根が行われると、土壌の劣化が進む可能性があります。土壌の適切な管理が必要です。最悪の場合、土砂崩れを引き起こす可能性も生じてきます。
- 法的・地域社会の問題:皆伐や抜根が法的に制限されている場合や地域社会の合意が得られない場合があり、これが問題となることがあります。
- 費用と手間:皆伐や抜根には間伐と比較して大きな費用と手間がかかります。特に大規模な竹林の整備では、十分な計画と資源が必要です。
皆伐や抜根を行う際には、これらのメリットとデメリットを総合的に考慮し、地域の状況や目標に合った適切な対策を検討することが重要です。
環境美化キャンペーンの内容
筑豊地方で竹林整備、そしてその廃材を活用し、事業展開している(株)ちくほう竹活では、手間隙のかかる竹林整備について以下のような二つのキャンペーンを展開しています。
竹林整備無料お試しパック
お持ちの敷地や山林にある竹林について、その管理作業を弊社が無料請負いたします。このパックには抜根作業は含まれません。あくまで竹林を管理するための作業となります。
・作業面積や具体的な内容(皆伐の場合は20㎡までに限ります)
・おひとり様1回限りの申込
・伐採作業で発生した廃材は弊社で持ち帰り
・作業終了後、対象地の竹林活用についての提案書提出
竹林間伐材・廃材買取
軽トラの荷台に間伐材・廃材を満載した状況にて、竹を弊社が買い取るサービスです。後の商品化のため、以下の条件を満たしているものに限ります。買取サービスは弊社事業所、または上野工場に持込していただくことになります(詳細は下記URLか2次元コードにてよりお申込ください)。
・軽トラの荷台(縦1950㎜×横1,400㎜×高さ1250㎜程度)に積載した竹の間伐材・廃材の買取
・一台あたり買取価格は1,000円(出張買取はいたしません)
・竹の条件として直径5㎝以上、竹の種類は問いません
・竹の長さは1900㎜以上とし、軽トラに積載できるサイズとする。
・竹の積載は、軽トラ荷台に敷き詰め、1250㎜(荷台から運転台天井までの距離)以上積み上げること※2t車、4t車等での搬入をご希望の方はご相談ください。
キャンペーンについてのお問い合わせ、ご相談については以下の問い合わせフォームをご活用ください。みなさまのお力になれれば幸いです。
(株)ちくほう竹活の事業紹介パンフレット
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