池田エライザさんが初監督作品『夏、至るころ』でとらえた筑豊

Blog 筑豊見聞録

池田エライザ初の監督としてデビューとなる映画『夏、至るころ』のポスターが発表されたようです。

この作品は、地域の「食」や「高校生」とコラボした青春映画制作プロジェクト『ぼくらのレシピ図鑑』(制作会社映画24区)の第2弾として位置づけされています。今回は福岡・田川が舞台(前回の第1弾は兵庫県加古川市)となり、田川市やその市民の方々も交え映画化されているようです。

出演者は、主演の倉悠貴をはじめ、石内呂依、さいとうなり、安部賢一、杉野希妃、大塚まさじ、高良健吾、リリーフランキー、原日出子。ポスターには「お前と、ずっと一緒やと思っちょった」というコピーと共に倉悠貴の姿が写し出されている。

公開に向けて、今エライザさんがどのような心境にあるのか、ウェブ上からのコメントより伺ってみましょう。

コメントからみる『夏、至るころ』のワンシーン

エライザさんのコメントは以下のとおり。

山並みから聞こえる太鼓の鼓動。人々の豊かさを表すお囃子の音。

福岡県田川市の脈々と流れる、人間らしさ、逞しさ、優しさ。どれを掬っても純度が高く、田川市で出会った、とある少年の願いにふと思い出した私自身の青春時代の後悔や挫折、そして彼、彼らへのメッセージを和太鼓の音色と共に作品に込めました。

主演の倉悠希さん、オーディション出会った石内呂依さん、ゆりかごのような優しさを持つヒロインのさいとうなりさんをはじめとする若手役者達、そして本作品に参加したいと名乗りをあげてくださった素晴らしい先輩役者の愛に恵まれて、無事、完成致しました。本当に感謝でいっぱいです。

(引用元 :CINRA.NET
現場でのエライザさん

エライザさんは「池田組、キャスト、スタッフ共々光栄な気持ちです。自粛が続く中、外の香りに想いを馳せている方々へ、一足早く夏の香りをお届けできることを嬉しく思います。何年経っても、あの夏のことは忘れないだろう。きっとそう思える夏を切り取ってまいりました。少年少女ら特有のきめ細かい感情と、和太鼓の爆発的な音に、身を委ねていただければ本望です」と語っている。(引用元:映画.COM

映画『夏、至るころ』のワンシーン(引用元映画.COM
映画『夏、至るころ』のワンシーン(引用元映画.COM

池田エライザという人となりに迫る

池田エライザさんは、1996年4月16日生まれ。福岡県出身で、父は日本人、母がフィリピン人のエリザベスさんで、この方は歌手でモデルだそうです。身長171cmという恵まれた体格は、モデルの母親ゆずりといったところでしょうか。エライザさんは母について「憧れの存在」だそうです。家族がそろうとみんな高身長で、家族でいるとむしろエライザさんの方が普通の女の子に見えるという。

調べていて分かったことは、小中学校時代周囲からイジメられていたそうで、「ハーフ」、「ちょっと変わった性格」など、個性的だったようです。このころは、男子顔負けのアクティブさで、野山を駆け回って「毎日山を登ったり下りたりしていた」ということです。

イジメの一環でいたずらされたモデルのオーディションへ参加するうちに、そのモデル活動が軌道に乗って、女優としても活躍するようになったと聞きます。こうして芸能活動が始まったようですが、その前までは福岡で暮らし、ほぼ純日本人として生活してきたと思われます。

同世代を中心に共感できる内容となっている映画なのかもしれませんね。そして、日本特に福岡という地で多感な頃育った経験が、彼女という人となりの基礎。そのファインダー越しに筑豊をどう捉え、映画の引き立て役となっているのか気になるところ。ポスターにある倉悠貴の表情にも、映画を象徴するメッセージが込められているよう…

これからの彼女の動向を見守りながら、映画の公開を期待しましょう。

コメント

  1. […] 池田エライザさんが初監督作品『夏、至るころ』でとらえた筑豊 […]

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