木造駅舎の今昔物語 鯰田駅(筑豊のローカル線)

Blog 筑豊見聞録

こちらは飯塚市の鯰田にある鯰田駅です。撮影は2011年のもので、先に掲載した油須原駅と同じような外観をしているのがわかります。

鯰田駅(Wikipediaより


鯰田駅の周辺にはその昔炭鉱がありました。その輸送に鉄道が使われたために、開設された駅とされます。開業は明治26(1893)年と記録されますが、その頃の建物かは定かでありません。

建築様式からは明治から大正期にかけてのものとみられ、レトロな印象が残ります。

近年このような建物が少なくなってきました。そんな中鯰田駅はJR筑豊本線の現役の駅舎として頑張っております。筑豊にはこのような由緒あるものが現役として活躍しているものがけっこうあります。

忙しい日常から離れ悠久の時間の流れを感じさせてくれる鯰田駅は、筑豊の魅力のひとつとして数えられるものです。

鯰田駅、今は?

鯰田駅の現在(Wikipediaより)

2011年の撮影から久しぶりに鯰田駅を見に行ってみると、近代的な駅に様変わりしていました。

先代の駅舎は老朽化が顕著で、無人駅とはいえ何らかの対策は必要だろうと思っていました。しかし、あっさりと建て替わるとは…

地域の歴史が段々と風化していくのは、当然のことなのかもしれません。そして、先に紹介した昔の鯰田駅の画像、今となっては見ることもできず貴重なカットとなってしまいました。

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