九州オルレ・香春コース 〜矢山の丘周辺〜

Blog 筑豊見聞録

健康志向の高まりによって、軽い登山などのトレッキング、ゆっくりと歩きながら周囲の景観を楽しむウォーキングがクローズアップされるようになりました。

九州オルレ、これまた聞き慣れない言葉かもしれません。もともとは韓国済州島の言葉である「オルレ」とは、「通りから家に通じる狭い路地」という意味だそうです。九州にはこのオルレが何か所か指定されています。そこでここでは、最近になって指定された香春コースの楽しみ方について提案したいと思います。

九州オルレについて

もともとオルレとは先述のとおりの意味です。韓国唯一の世界遺産済州島を巡る25のコースがあり、同島への年間来訪者670万人のうち実に200万人がこのコースを歩くと聞きます。

韓国ではハネムーンに訪れる人も多いという済州島は、オルレのコース設定とともに自分探しができるコースとして人気を集め、今では300軒を超える民泊があるとか。

九州オルレとはこの姉妹版とも言えるもの。対馬海峡を挟んで古くから馴染みの深い九州の地ならば、韓国の人々にも興味関心を喚起させられる可能性がある。韓国の人により身近な海外旅行をという理念がきっかけで、2012年に4コースが選定を受け始まった。

山歩きや軽いウォーキングを楽しみながら、日本の原風景を見直し、日本の人々にもその魅力を再発見する機会となるように九州観光推進機構が、九州各県からコースを提案し、社団法人済州オルレとの業務提携のもと現在では22コースを選定している。

香春コースの特徴

引用元:香春町公式HPより(一部改変)

JR日田彦山線採銅所駅をスタート地点として、香春岳を中心として回り込むように巡るコースは、途中矢山の丘を経由し、町内の田園地帯を緩やかにアップダウンしながらゴールの香春駅まで至ります。

スタート地点の採銅所駅については⇒コチラ

矢山の丘周辺

最初の難所ともいうべきは矢山の丘。その頂上までは地元の人たちの協力もあって、道が比較的わかりやすくそして歩きやすい。

この道中には途中竹の廃材を利用したベンチなんかも気が利いて親しみを覚えます。

道のあちこちに道しるべがあるため、注意して歩けば迷うことはないと思います。

矢山の丘を後に山を下りていくと、御長生(おちょうず)金山跡、そして御長生の滝などの名所がお出迎え。採銅所という地名にもあるとおり、この付近は古くから金や銅などの鉱物を採掘してきた歴史があります。金山跡とは言ってもタヌキ掘りの跡のように見えるかもしれませんが…

つづく

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