福岡紅葉スポット穴場 筑豊・嘉飯地区でのもみじ狩り(2020年版)

Blog 筑豊見聞録

散策には最適な今日この頃、紅葉の深まりにもみじ狩りをとお考えの方も多いでしょう。ここでは紅葉スポットではまだまだ穴場と言えるスポットを、筑豊地方の飯塚地域からご紹介いたします。

なお、掲載の画像は去年以前に撮影されたものです。あくまで今年のもみじ狩りに参考としてもらえれば幸いです。

ご承知の方もいるかと思いますが、嘉飯地域とは現在の行政管轄で飯塚市、嘉麻市、桂川町のことを言います。つまり、平成の大合併前の嘉穂郡と飯塚市を一つの地域として認識する言い方です。

飯塚市内でのもみじ狩りスポット穴場

飯塚市内でも中心街にある麻生大浦荘は、一般公開もされ最近は有名なスポットとなりつつあります。駅からは距離があるため、車でドライブがてらのスポット、それもまだまだ穴場的なスポットは以下のとおりです。

内野宿の大銀杏

内野宿の大銀杏(出典元:福岡県観光連盟

内野宿は、現在の冷水トンネルより飯塚側に数キロの距離にあります。現在は内野と呼ばれ、筑豊本線の内野駅から下車した周辺が、その昔内野宿とされたところです。

300年以上前から宿場町として発展してきた内野宿は、九州諸大名の旅籠屋が立ち並び、それにあやかるように商家が軒を連ねました。そしていつしかこの大銀杏も、内野宿のシンボル的な役割となったようで、樹齢は約400年、樹高は34.1m、幹回りは胸高で7.6mを測ります。

本来は雌雄一対だったということも伝わり、今残るのは雄の銀杏と聞きます。毎年秋に魅せる黄色の輝かしさは、ひときわ目に焼き付けます。ちなみに平成16年に福岡県指定文化財(天然記念物)としてその価値が認められました。

フェイスブックページ〝長崎街道内野宿〟より
フェイスブックページ〝長崎街道内野宿〟より
フェイスブックページ〝長崎街道内野宿〟より

白馬山安国寺(嘉麻市)

低山歩きにも最適な大法山、白馬山の麓にある古刹、安国寺。隣接する嘉麻市梅林公園は、春先に咲く 梅の花が有名な一方で、見事な紅葉の安国寺はまだまだ知名度が低い。しかし、画像でみればおわかりのとおり、見事なもみじを目にすることができます。

話のついでではありますが、ここは幕末から明治かけて活躍した伝説の力士、不知火の生誕地でもあります。

不知火光五郎というしこ名で現在は知られるが、それ以前は山田川、山響光五郎とも名乗っており、8代、11代横綱の不知火とは別人です。あまりの強さを妬まれ、毒殺されたというのがことの真相ですが、それでも石碑になるほどの伝説、それが紅葉に赤々とした色にあらわれているのかもしれませんね。

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