本格的グランピングを飯塚の地で 筑豊緑地に隣接する宿泊施設「The Retreat」

Blog 筑豊見聞録
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飯塚市民のみならず、筑豊地方で暮らす人々にとって一度は行ったことのあるという人も多いはずの筑豊緑地。県営の公園施設として、スポーツをはじめイベントなどでも利用されることが多い場所ですが、隣接する場所には筑豊ハイツという宿泊、温泉施設がありました。

この筑豊ハイツ、築40年を超えてしまい、老朽化のために惜しまれながらも閉館となりました。その跡地を活用して7月1日よりオープンしたのが「The Retreat」という宿泊施設です。新聞やメディア等にも取り上げられましたが、グランピングという新しいライフスタイルを提供する本格的な施設の様子を伺ってきました。

今さら聞けない!?グランピングとは?

グランピングとはもともと造語で、グラマラス(豪華な、魅力に満ちたの意味)とキャンピングが組み合わさってできたものです。

キャンプと言えば野外活動というイメージがつくと思いますが、これをもう少しグレードアップしてより豊かな余暇の過ごし方、楽しみ方を求めるのがグランピングと言えます。

そして先述のとおり場所は筑豊緑地。日王山や関の山といったそれほど高くない山々をのぞむローケーションにあり、敷地内にはテニスコートや野球・サッカーでも活用できる球戯場をはじめ、スポーツで汗を流すための施設が豊富です。

ご承知のとおり国際大会もできる条件も備え、ウェルネスパークとして緑あふれる空間のなか、思いっきり体を動かせる環境にあります。

そんな環境に隣接し、宿泊を提供している「The Retreat」という施設の中身についてみてみましょう。

筑豊で唯一のグランピングスポット「The Retreat」

宿泊オプションは合計4つ。一般的なホテルに相当するロッジと、市販のテントを大きくし快適な空間を演出するジャーニーテント、コンフォートRV(キャンピングトレーラー)、そして贅沢な眺めを追求したアウトルックキャビンというもの。

アウトルックキャビン

やはりオススメは、このキャビンからの絶景とそこでのひと時でしょう。

自然との共生をコンセプトにしたようなキャビンの設計は、目の前に緑が広がる環境を演出しています。開放的なオープンテラスにはジャグジーバスがあり、緑に囲まれた中でゆったりとしたくつろぎを与えてくれます。

また、各棟に一台備え付けの自転車があり、施設を出て周辺の散策にも活用できます。

アウトルックキャビンのテラス部分
アウトルックキャビンの室内
採光の良好な室内

ジャーニーテント

もう一つ注目してもらいたいのはジャーニーテント。支配人のお話ではここまでの大きさのものは、日本でも珍しいものだそうです。外観は大陸の遊牧民の移住式住居ゲルにも似たもので、中に入れば写真のように広々としています。

シャワールームの様子

トレーラーハウス

誰しもが一度は泊まってみたいのが、コレトレーラーハウスではないでしょうか。公式HPではコンフォートRVと呼ばれています。

外装はアメリカン色が個性的な、キラキラ輝くアルミ製のビンテージデザイン。そして、その内装はというと、コンパクトな中にもキッチン、シャワー、ベッドルーム、テーブル、冷蔵庫など生活に必要な最低限のものが効率よく配置されています。

室内にいるだけでもアメリカ大陸横断の旅にでも来ているような気分になれるのがこのトレーラーハウス。これもまた日常から離れ異空間での癒しの時を演出してくれるでしょう。

ホテルでのひと時

旧筑豊ハイツの建物を大幅にリフォームして生まれ変わったのが、フロントもあるホテル。客室の他、多目的ホールもあり、一般客をはじめちょっとしたレセプションや結婚式の披露宴、講演や研修会などにも活用できます。

宿泊のための個室は、マウンテンロッジと呼ばれます。

中は、スタンダードツインタイプには、通常のベッドのほか、ロフト式のベッドも備え付けられ、すべてにアスリートたちが好む「エアウィーブ」が敷かれたものです。

窓側のバルコニーには防虫のためのローズマリーが植えられ、日の出の時のモーニングコーヒーをたのしめます。

個室のアメニティや空間づくりは大人のみならず、子どももたのしめるもので、スポーツクラブの合宿などにもピッタリと言えます。

ホテル内は全体的に、隣接するテニスの国際大会を意識したデザインにあふれています。フロント上部にあるオブジェは、テニスラケットのガットと呼ばれるテニスボールを打つ網目模様を意識し、一階エントランスから客室への空間には、テニスボールを無数に敷き詰めた壁面があるなど、言われなければ気づかないところに工夫がなされています。

口コミ評価も上々で業界大手サイトを閲覧した程度ではあるものの、五段階評価中4.0〜5.0のものが目立ちます。スタッフサービスの高さや施設のロケーション、キャンプのように事前の準備などが必要なく、気軽に利用できるところがポイントのようです。

大自然の中での食

気になる食事はというと、定番のBBQ、そして朝食はうれしい和食。前日に羽目を外して暴飲暴食の翌日にはちょっと軽めにというサービスですね。

これ以外にもカフェ「GARDEN KITCHEN」。コーヒーやスムージー、それにビールやワインの他、地元の特産品である赤崎牛をつかったハンバーガーは注目。旅の思い出になる一品です。

自然のなかで思いっきり羽根伸ばし

隣の筑豊緑地を活用したり、低山歩きを楽しむ以外にも、くつろぎや軽めの運動をサービスとして提供しています。

全天候型のテニスコートでは、初心者にもやさしく専任のコーチによる指導やグループレッスンもあります。

事前予約が必要なヨガでは、心身ともにリラックスをインストラクターとともに実践できます。デトックス効果も期待できそうですね。

このほか、レンタルサイクル(マウンテンバイク)もあり、飯塚市街やとなりの田川市にと近隣への散策も可能です。普段は車窓からという人にとっては、新鮮味があり違った風景を目にすることができるでしょう。

また、近くにお住まいの方に向けても気軽なサービスをということで、日帰りでのプランも検討中だとのことです。今後の情報が気になりますね。(より詳しい情報はコチラ⇒The Retreat

また、お子様連れの場合は、隣の筑豊緑地で滑り台などの遊具や大きな芝生広場でのキャッチボールやバドミントンをともに楽しんだりすることも可能です。(筑豊緑地についての情報はコチラ

そして、何と言っても好感触だったのが、スタッフのみなさんの接遇の良さでした。支配人をはじめ非常に丁寧で、親切な応対は、とても清々しく感じ、Retreatでのひと時にもうワンランク上の満足度を与えてくれます。ぜひ一度、この場所での癒しのひと時をお過ごしくださいね。

コメント

  1. […] 最近隣接する旧温泉施設(筑豊ハイツ)の敷地などを再活用して、グランピングも楽しめるようにもなりました(本格グランピングを飯塚の地で) […]

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