極上の珈琲一杯、直方で楽しめるこのみ珈琲

Blog 筑豊見聞録

クオリティの高いコーヒーを味わえるお店として、直方市の殿町商店街で営業しているこのみ珈琲さん、そのポイントはどんなところにあるのでしょうか。マスターである許斐善隆さんにお話しを伺ってみました。

許斐さんへのインタビュー(要点筆記)

このみ珈琲さんにお伺いしたのは、5月16日のことです。以下はその時のポイントをまとめたものです。直方に行く機会がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

コロナ禍における営業状況について

商店街そのものは、コロナ禍といっても影響は特に感じられませんでした。もともと人通りの少ないところなので。極端に人が減ったとかいうところはありませんでした。

お店の方ではイートインは少なくなりました。(コロナ禍の)当初はお店を閉めたりもしましたが、ご来店するお客さんはやっぱり少なくなりました。いまだにやっぱりもとには戻らないのかなという感はあります。

ただ、一方で物販の方は堅調で、リモートとか外出自粛などでお家にいる時間が増えたことも影響してか、コーヒーを飲まれる需要が増えたのだろうと思われます。家庭用のコーヒーは逆にコロナ前より良かったです。その部分は一般的に考えられているような影響は少なく、イートインが減った分、物販でカバーできたというのが現実です。

通販、ネットショップもやっていますが、それはそこそこで、来店なさって買っていく方がむしろ多くなったという印象です。来店してコーヒーをオーダーする方が買いに来られるのではなく、ご新規でお買い求めに来る方が増えたと思います。

来店するお客さんの客層について

ウチの場合はコーヒー専門店、ビーンズショップカフェなので、どちらかといえば年齢層が高いかなとは思います。20代後半から60代くらいまでかな。オススメのコーヒー豆は、エチオピアとかコスタリカとか、自分も好きですしオススメしてますね。

イートインの方はパフェですかね。なかなか他店ではみられないような、意外と人気があって、自分もパフェ好きというのもありますが。一番出るのが今やっているキャラメルパフェですかね。年間通じてある程度オーダーがあります。自家製キャラメルソースとハーゲンダッツのアイスを使ったものです。

近年の直方商店街についての展望

難しいですね…全国的に商店街は衰退しているところですが、直方の商店街について言うとポツポツと新しいお店ができていることがあります。しかし、それが賑わいや集客に繋がっているかといえば必ずしもそうとは言えない。多分、今後も商店街が劇的に変わるかと言われれば、今のところ考えにくいと思います。

なので、商店街とは専門店の集まりなので、一店一店が努力して専門性を高めていく。大手ができないことや一店一店がお客さん一人ひとりを獲得するとか、そのようなことをやった先に商店街の賑わいが戻ってくるのかなと思います。

このみ珈琲の原点

マスターの許斐善隆さんは、直方市の隣町、鞍手郡鞍手町のご出身。昭和45年生まれで、小さいころから直方の商店街に行き来し、思い出もたくさんお持ちだそうです。

許斐さんにとってのコーヒーは、「人として成長できるきっかけを与えてくれたもの」だそうで、これまでコーヒーをとおしてさまざまな人との出会いがあったと言います。

思い出深い直方の商店街の一角で、座右の銘である「継続は力なり」を胸に、閑散とした商店街にかつての賑わいが戻ってくることを願って日々コーヒーの吟味とうまみの引きだしに努めています。

ウィンナーコーヒー

特にこだわっているのが独自の焙煎だそうで、納得のいかない場合はお客さんに提供しないこともあるそうです。

その至極の一杯は、澄んだ雑味のないスッキリ感に満ちているものでした。オーダーしたグァテマラは、透き通るような感触の中に、はっきりとしたコーヒー豆の香りがインパクトを与えてくれました。

コーヒー各種は、500円と平均的なお値段ですが、それ以上の味わいとマスターの思いが伝わってくるものです。直方の商店街で確かな存在感のあるコーヒー豆専門店、一度イートインスペースでの一杯をオススメします。

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