春先取り桜見物(筑豊版)田川地域3つの穴場

Blog 筑豊見聞録

暖冬で初雪も観測史上最も遅くなった今年の冬、この影響でどこの桜も早々に咲き乱れる事が予想されます。この記事は、早い春到来の前に田川地域にある桜見物の穴場3つを紹介して、絶好のタイミングでの鑑賞と撮影に役立ててもらいたいと思います。

炭坑王ともゆかりのある 鎮西公園(田川市)

添田町や川崎町、大任町にまたいで位置していた峰地炭坑、大峰炭坑、これを経営していたのは藏内次郎作という人物でした。彼をはじめ筑豊御三家や五大炭坑王は、莫大な経常利益をもとに社会貢献も惜しまなかったといいます。藏内次郎作は、この鎮西公園を開園した人物。この他、田川高校創立にも尽力しました。

こうして出来た公園は、今や訪れる人も少なく、閑静なたたずまいとなっています。しかし、桜の咲く頃には画像のような光景に出くわします。人々に憩いに場をと考えた次郎作の思いが、長い時を超えて今にも語りかけ出来そうな桜となって私達を見守るかのようです。

孤高の山桜 虎尾桜(福智町)

数年前に確認された野生種のエドヒガンで、樹齢約600年とも言われる一本桜です。推定樹齢などその希少価値を評価され、福岡県指定天然記念物となっています。虎尾桜は、陶芸の里として知られる上野地区から、福智山の登山道を少し入った場所にあり、近くには白糸の滝という名勝もあり、自然として親しめる環境にあります。健脚に自信ありの方は、福智山の登山をたのしむついでに、山桜の見物によることもできる。お帰りの際は、上野焼陶芸館に立ち寄って、伝統工芸匠の技を目にするのもいいでしょう。

筑豊唯一の村 赤村の桜並木

赤村役場前の桜並木

ここ数年赤村外からの訪問者が多くなっている桜見物スポット。平成筑豊鉄道の沿線に満開の桜が彩りを添える景観は、一般の見物のみならず鉄道ファンからの支持も多い。日中の時間帯には1時間に2~3回行き交う列車をファインダーに収めるチャンスに恵まれ、のどかな日差しを浴びながら撮影も楽しむことが可能だ。10数mの傾斜面に咲き乱れる桜の景観は圧巻で、1両編成のローカル線とのマッチングもよい。インスタ映えには最適の場所と言える。

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