福岡県と大分県の県境にそびえる英彦山(ひこさん)。その中岳山頂、標高1188mに鎮座する英彦山神宮上宮が、2022年から続いた大規模な復活プロジェクトをついに完了させた。2026年3月には御神体を山頂へ戻す神事が行われ、4月25日には完成奉告祭、そして5月31日の山開きでは7年ぶりとなる山頂祭も復活した。ビジターセンターの新設、地元出身アーティストのPR大使就任という新しい動きも重なり、添田町・英彦山は今、これまでで最も話題が集まるタイミングを迎えている。
この記事でわかること
– 標高1188mで行われた前例の少ない高所修復の全容
– 御神体を山頂へ戻した、100kg超の神輿を担ぐ神事
– 2026年の山開きで7年ぶりに復活した山頂祭
– ビジターセンター開設・PR大使就任という新しい動き
5年がかりの復活——標高1188mの高所修復という挑戦
英彦山神宮上宮の復活プロジェクトは2022年から2025年まで延べ約8,600人が関わり、総事業費約7億円を投じた大規模事業で、2026年4月25日の完成奉告祭をもって完了した。

英彦山神宮の上宮は、中岳山頂・標高1188mという過酷な環境に建つ。資材の運搬から工事そのものまで、平地の修復作業とは難易度が桁違いだったという。2023年から2025年の3年間で延べ約8,600人の作業員が関わり、総事業費は約7億円。2025年12月1日には登山道の通行規制が解除され、2026年4月25日に英彦山神宮で完成奉告祭と祝賀の宴が開かれ、すべての工程が完了した。
「200年後も残る上宮に」という関係者の言葉どおり、この修復は単なる補修ではなく、次の世代まで見据えた再建だったことがうかがえる。
御神体を山頂へ——100kg超の神輿を2時間半担ぎ上げた神事
2026年3月21日、地元の神輿会約60人が100kgを超える神輿を担ぎ、2時間30分かけて中岳山頂まで運び上げ、御神体を上宮へ戻す神事が行われた。

復活プロジェクトの中でも象徴的だったのが、御神体を山頂の上宮へ戻すこの神事だ。地元の神輿会のメンバー約60人が、100kgを超える神輿を担いで山道を登り、山頂まで2時間30分。標高1188mという高所への徒歩での運搬は、地域の人々の手によって”神の山”の象徴を復活させる、5年間の軌跡の集大成だった。
7年ぶりの山頂祭——2026年の山開きで復活
2026年5月31日の英彦山山開きでは、上宮の改修工事完了を受けて7年ぶりに山頂祭が執り行われた。
英彦山の夏山シーズンの幕開けを告げる「山開き」は毎年行われてきたが、上宮の改修工事の影響で、山頂での祭事は長らく見送られていた。2026年5月31日、改修完了を受けてついに7年ぶりの山頂祭が復活。地元住民・登山者・関係者が見守る中、山頂で祭事が執り行われたことは、復活プロジェクトの完了を最も象徴する出来事になった。




ビジターセンター開設とPR大使就任——重なる新しい動き
英彦山エリアには新たにビジターセンターが開設され、添田町出身の13歳のアーティスト毛利蘭(Instagram:https://www.instagram.com/ranran24108/)さんが町のPR大使に就任するなど、上宮復活と並行して複数の新しい動きが重なっている。
上宮の復活と時を同じくして、英彦山エリアには新しくビジターセンターが開設された。体験スポットやイベント情報、グルメ情報を集約した拠点として、観光客の新しい入口になっている。
さらに2025年7月、添田町出身の13歳のアーティスト・毛利蘭さんが、町の初代PR大使に就任した。韓国の放送番組への出演経験を持ち、英語・韓国語・中国語を学びながら音楽を世界へ届けようとする彼女のデビュー曲「ネバーエンディングストーリー」のミュージックビデオは、地元・添田町で撮影された。観光情報誌『そえだあるき』の表紙も飾るなど、地元出身の若い才能が町の発信力を押し上げている。
英彦山神宮という歴史的な復活と、ビジターセンターという新しいハード、PR大使という新しい顔——これらが同時期に重なっていることが、今の添田町・英彦山を語る上で見逃せないポイントだ。

まとめ:今がいちばん新しい英彦山を訪れるタイミング
5年間の復活プロジェクトを終えた英彦山神宮上宮、7年ぶりに復活した山頂祭、新設のビジターセンター、そして地元出身の若きPR大使。これらが重なる2026年は、添田町・英彦山にとって一つの転換点だと言える。歴史的な神域の復活と、新しい観光・発信の仕組みが同時に動き出している今こそ、英彦山を訪れる絶好のタイミングだ。

よくある質問
Q. 英彦山神宮上宮の復活プロジェクトとは何ですか?
A. 標高1188mの中岳山頂に建つ英彦山神宮上宮を対象とした大規模修復事業です。2022年から2025年まで延べ約8,600人が関わり、総事業費約7億円を投じて2026年4月25日の完成奉告祭をもって完了しました。
Q. 御神体を山頂に戻す神事はどのように行われましたか?
A. 2026年3月21日、地元の神輿会約60人が100kgを超える神輿を担ぎ、2時間30分かけて山頂まで運び上げ、御神体を上宮へ戻しました。
Q. 山頂祭はいつ復活しましたか?
A. 2026年5月31日の英彦山山開きで、上宮の改修工事完了を受けて7年ぶりに復活しました。
Q. 添田町のPR大使は誰ですか?
A. 添田町出身の13歳のアーティスト・毛利蘭さんです。2025年7月に町の初代PR大使に就任し、デビュー曲のミュージックビデオは地元・添田町で撮影されました。
この記事を書いた人
松浦幸市(筑豊百景プロジェクト・経営コンサルタント/ウェブディレクター)
中学高校社会科教職員免許・学芸員資格保有。2020年より福岡県田川郡福智町を拠点に、筑豊地方の一次情報発信と個人事業・中小企業への経営支援に従事。
情報源:
– [「守り継ぐ」思い”神の山”の象徴復活 御神体が山頂へ『英彦山神宮』復活プロジェクト最終章 5年間の軌跡](https://news.yahoo.co.jp/articles/70138175447adf9fdb275a236585dc502c33735c)(FNNプライムオンライン)
– [英彦山神宮の上宮、標高1188mの安全祈願 修復へ起工式](https://www.nishinippon.co.jp/item/n/981237/)(西日本新聞)
– [「難易度が数段違う」標高1188㍍の高所工事](https://www.nishinippon.co.jp/item/1172805/)(西日本新聞)
– [毛利蘭さん 添田町PR大使就任](https://mykoho.jp/article/406023/9703242/9823303)(マイ広報紙)
– [そえだあるき – 添田町・英彦山、旬の観光情報](https://soeda-aruki.com/)


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