ドキュメンタリー竹林は宝 〜竹材DIY、建具に、遊具に

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にわかに人気の竹を利用したDIY。ここでは手軽さと楽しさを感じるところにスポットを当ててみた。

子ども用の遊具を竹材で、最近流行りの竹を材料としたフローリングで簡単なリフォームなど、建具、建材としてさまざまな利用法が見られるようになった。

少しでも多くの人たちが、その価値を見直し、竹材の活用から大きな恵みを受け取れることを理解してもらいたい。

建材、建具として使う竹材のメリット・デメリット

竹材を活用すること簡単と感じるが、そもそもそのメリットはどんなものか。そして、活用する点で注意しなければいけないデメリットはどんなものか。

まずメリットは以下のようなものがある。

  • 木材とは異なり、大体3年前後で建築に必要な大きさとなる。
  • 柔軟性、弾力性が高いため、衝撃吸収力も生まれ強度が確保される。
  • 発火点が高いため、耐火性に優れている。

この一方でデメリットは、内部の空洞部が大きいため加工、接合が木材に比べ難しいというところ。また、虫やカビなどが寄生することも多い。そして、縦方向からの力に弱く割れやすいという点が挙げられる。

竹材活用DIY最前線

手間、暇はかかるが、新しい趣味に竹を使った建材、建具などのDIYがにわかに脚光を浴びている。

コロナ禍をきっかけにDIYをあらたな趣味にという思いになった人も多かったのではないか。こうした影響か、インターネット上にも竹DIYの投稿数が多くなっている。

もっとも身近なところで活用されているのが、塀や衝立(パテーション)などだろう。これ以外にも天井やフローリングなど、建材としてはさまざまな用途を発揮できるのも竹ならではだ。

外装としての見栄えを整えたものから、一時的に便宜を計って仮設したものまで、弾力性が高く強度を保てる。また、何より軽いため作業負担が軽減される。そして安価、あるいは廃材の利用ならば材料費がかからない。

ちょっとした机やいすはもちろん、ちょっとした工夫でオリジナルの品ができる。

また、アイディア次第で子ども用の遊具なども作れるし、テントなどを作っても予算はさほどかからない。その手軽さに親子でともに一つの作品を作ることもでき、ちょっとした思い出づくりに一役買ってくれる。

このような身近さと、手軽さゆえに、生涯学習や体験学習やワークショップなどで、竹D I Y教室も見かけるようになった。

竹材イノベーション

引用元:(株)リスタイルエイト

ビジネス面でもユニークな取組、楽しくなりそうな製品を提供しているところもある。

静岡県浜松市にある㈱リスタイルエイト(https://www.re-style8.com)は、日本の伝統的染色技術や燻蒸処理、柿渋などを使い、試行錯誤を重ねて製品化した。

その名もRe-style Bamboo。思い思いの作品をDIYで作ったり、設備工事を委託することで一風変わった内装へと仕上げることもできるようだ。

山に溢れ始めた竹を使って、日常にちょっとしたアクセントづくりができるのは一挙両得ではないだろうか。

資源としての活路もありつつ、山や敷地の整備ともなり、何より人々の趣味や娯楽にも役立つ。これをご覧のあなたもいかがでしょう?

筑豊地方での竹材活用ワークショップ

放置竹林の問題に直面している筑豊地方でも、竹材を活用した取り組みが盛んになってきている。

このうち、(株)ちくほう竹活では、親子での体験ワークショップなどを通して、竹材への理解、実際の活用ノウハウを含めた実践的体験を提供している。

体験活動とともに、竹林活用についてのコンサルタントを通して、現地の状況に応じた放置竹林の活用方法について提案している。

また、将来の後進を育てる意味で、教育機関へ出張し技術的指導なども行っています。

もし、筑豊地方圏内での体験ワークショップ、各種竹関連の講義、研修会など、ご相談は下記のお問い合わせフォームをご活用ください。

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