神幸祭のシーズンに 地方創生に向けて地域づくりのこれから

Blog 筑豊見聞録

本日の西日本新聞朝刊の筑豊版に掲載されていた記事に、高木神社神幸祭(添田町の下落合地区)の様子がまとめられていた。

どこの地域でも課題となっている過疎化。筑豊地方でも例外なく、若い世代の地元離れに頭を抱えている。記事には年々参加者が減少傾向にあり、なんとか盛り上げたい地元の人々の声があった。 若い世代も仕事や進学によって、どうしても田舎を離れなければならない。こうしたことに対する環境整備も急ぎたい。

特に、今回の統一地方選挙、雇用を訴える候補者の声がいつもよりも切実に心に響いた人も少なくないのではないか?

新聞記事をみて、“住んでみたい、戻って暮らしたいと思える田舎”とはどんなものか。そんな思いがよぎった。 折しも「地域創生」という国の施政方針にあるように、今日本各地でそれぞれの地域に応じた対策、政策を企画立案する動きが高まっている。

だが、田舎、地方がどうしたいのかという、肝心の目標を明確にしているかと言えば、はっきりと打ち出していないところも否めない。

地域を活性化、村おこしと言っても、それぞれの地域、地区がどんな環境にしたいのか。今一度明確にする必要はあるのではないか?

神幸祭は、もともと江戸時代の藩政の中で農業振興と五穀豊穣を祈念する意味で、神様を勧請し始められたもの。それが受け継がれ、現代でも豊作と安泰を祈るのが神幸祭。

筑豊地方でも農業は盛んだが、最近は休耕田や放棄された畑が目立つようになってきた。また、基幹産業の育成にも取り組むべき余地は大いにある。

このページが目指している地域づくり、それは“筑”前と“豊”前という二つの国の一部が明治の頃に融合し、異なった地域が組み合わさったために生まれた。このユニークな地域社会が、さまざまな文化を生み出した。

この“筑豊”というオリジナルブランドを、内外に、次の世代にアピールする。「面白い、オリジナリティに富んだ“筑豊”」を発信して、筑豊地域における交流人口の増加、Uターン、Iターンによる定住人口の促進に貢献したいと考えている。無論このためには、雇用、教育環境などさまざまな問題や課題がある。

わたしたちにとって、この目標をどのように具体化していくかが大きな課題であることも、十分に認識しているところ。 このページがこれからどのような役割を担うべきか あらためて諸氏の意見を拝聴しつつ、具体的な形づくり、事業化を模索している今日このごろ。

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