この記事でわかること
- 筑豊県立自然公園の概要
- 各市町村の自然遺産一覧
- 九州自然歩道が結ぶ筑豊の自然遺産
- 訪問のポイントと筑豊百景的見どころ
筑豊県立自然公園の概要
そこで、この記事では筑豊県立自然公園にはどんな自然遺産があるのかまとめてみます。 ・北九州市…皿倉山・尺岳とその周辺、平尾台 ・直方市…福智山・鷹取山とその周辺、龍王峡 ・福智町…福智山、鷹取山とその周辺(白糸の滝、虎尾桜、源平桜、岩屋権現大杉、紅葉滝霊場) ・田川市…夏吉周辺(岩屋鍾乳洞とロマンスヶ丘) ・香春町…仲哀峠、牛斬山から香春岳およびその周辺、大坂山) ・みやこ町…観音山周辺(胸の観音) ・赤村…特牛岳周辺(赤村棚田三景(見取・後山・大伊良)、正福寺大銀杏、貴船神社オオクスノキ、琴弾の滝、大音の滝、平山池など)各市町村の自然遺産一覧
ざっと並べてみましたが、みどころ、そして自然遺産が満載!!! そして、これらはすべて九州自然歩道の沿線に位置しています。自然遺産の数々が、歩道によって結ばれている。つまり、点と点が結ばれ、物語のように一連の展開がある。 九州自然歩道⇒http://www.pref.fukuoka.lg.jp/c02/kyushusizenhodo-map.html九州自然歩道が結ぶ筑豊の自然遺産
筑豊県立自然公園の特徴は、その広大な範囲にわたる自然遺産群が、九州自然歩道によって一本の物語のように結ばれている点にあります。北は北九州市の皿倉山・平尾台から、南は赤村の棚田や琴弾の滝まで、歩けばその変化に富んだ自然の魅力を体全体で感じることができます。鍾乳洞あり、滝あり、棚田あり、山頂からの眺望ありと、これほど多彩な自然景観が一つの公園エリアに集まっているのは、筑豊の地形的な豊かさゆえです。
福岡県のホームページに掲載されている情報だけでは伝わりにくいこの公園の魅力ですが、実際に足を運んでみると、その奥深さに驚かされます。昭和25年の指定から今日に至るまで70年以上にわたって保護されてきた自然は、都市部では決して味わえない静寂と生命力に満ちています。
訪問のポイントと筑豊百景的見どころ
筑豊県立自然公園を訪れる際は、一か所だけに絞らず、エリアを横断するルートを計画することをおすすめします。たとえば、福智山系の登山と白糸の滝・紅葉滝を組み合わせたコース、あるいは赤村の棚田三景と正福寺大銀杏を巡るコースなど、季節ごとに異なる表情を楽しめます。春の山野草、夏の清流、秋の紅葉、冬の霧氷と、四季それぞれに訪れる価値があります。
炭鉱の歴史で知られる筑豊ですが、その一方でこれほど豊かな自然が残されていることを、まずは地元の人々自身が誇りに思ってほしいと思います。筑豊百景プロジェクトでは、今後もこの自然公園のさまざまな見どころを個別に深掘りして紹介していく予定です。
この記事を書いた人
松浦幸市(筑豊百景プロジェクト・経営コンサルタント)
中学高校社会科教職員免許・学芸員資格保有。福岡県田川郡福智町を拠点に、2020年より筑豊地方を中心に現地取材を重ね、訪問した事業所・文化施設は延べ100件以上。一次情報にもとづく筑豊の歴史・文化を専門的な知見で発信し続けている。
筑豊県立自然公園は昭和25年の指定以来、70年以上にわたって自然環境を守り続けてきた。その範囲は北九州市から赤村に至る広大なエリアに及び、福智山系・平尾台・香春岳・赤村棚田など、それぞれが独自の生態系と景観を持っている。炭鉱の歴史が刻まれた筑豊の大地に、これほど多彩な自然が共存していることは、他地域にはなかなか見られない特徴だ。
九州自然歩道を歩くことで、これらの自然遺産を点から線へ、さらには面として体験することができる。各地の名所を単独で訪れるのもよいが、歩道でつないで「筑豊の自然を一つの物語として歩く」ことで、この地域の自然の豊かさがより深く実感できる。地元の人にも旅行者にも、ぜひ一度は筑豊の自然公園をじっくり歩いてほしいと思う。

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